過酷な社会を生き抜くための「3つのC」とは?


前の項目では、

* 自分の子どもたちが社会に出る20年後には、就職口が減っている
* その少ない就職口を他の国の同世代と競わなければならない

ということをお話ししました。

次に「過酷な時代」を生き抜くために不可欠なスキル「3つのC(専門技術、コミュニケーションスキル、人格・教養)」についてお話ししたいと思います。


1.専門技術  (Competency)

最近は「突き抜けたもの」を持っている人が選ばれるようになってきました。一昔前ならば「歌って踊れるエンターティナ―」で済んだのですが、今やアイドルも「歌って踊れる」x「気象予報士の資格」を持っていないと生き残っていけない時代になりました。

サンシャインだけで身に着けられるものではないのですが、広い世界、多様な社会の働きを知ってもらうことを通じて、枠を広げるきっかけを提供できるよう努めています。

幸いサンシャインには多くのゲストが来てくれます。外交官、外国の大学に通う学生、留学生、そしてサンシャイン最年長の生徒であるHさんによるペルシャ語講座といった刺激にあふれています。またイースターやハロウィンといった異文化理解の機会もあります。生徒たちは、これらを自然に、楽しみとして受け止めています。


2.コミュニケーションスキル  (Communication skill)

サンシャインの強みが最も発揮されるところです。

サンシャインでは英語という外国語の学習を通じて言語能力・コミュニケーションスキルを磨いています。

そして、英語を学ぶ時に気を付けているのはその態度です。相手の話を聞く、相手の存在に敬意を払う、はっきりと声を出す、といったコミュニケーションの基本を自然に身に付けられるようにしています。これは学習して身に付けることができる「スキル」であって、先天的なものではありません。現に、もともと気が小さくて他の人と話すことなどできなかった私も皆さんの前に立ってお話しさせていただいています。コミュニケーション能力は才能ではなく技術です


3.人格・教養  (Character)

どのような場にあっても、「この人は違う」と思わせる人物はいるものです。学校・家庭ではなかなか身につける機会がないけれど、社会に出てから必要なスキルを自然に習得できるようなプログラムを提供します。20年後に「お父さん・お母さん、子供の時にサンシャインアカデミーに通わせてくれてありがとう」と言ってもらえるスクールでありたいと願っています。

発表の機会
英語で一対一の会話ができるようになっても、人前でスピーチができるようになるためには別のスキル、そして慣れが必要です。世界で、そして20年後によりグローバル化した日本の中で伍していくためには、正々堂々と自分の意見を表明することに慣れておく必要があります。そのため、定期的に人前での発表の機会を設けています。

広い世界を知る
1.でお話ししたように、世界で活躍している各界の人物を招き、子供たちにより広い世界を知るきっかけを提供しています。

マナーの習得
敬意を払ってもらえるためには言葉遣いだけではなく、マナーや所作も大切です。世界の一流の人たちの集まりにあっても臆することなく振る舞うことができるマナーを身に付けましょう。

また、教養教育(英語ではLiberal Arts)というのは、色々な主張を聞いて公平に判断する、フェアプレーをするといった訓練が含まれます。今から始めている生徒さん達が一通り話せるようになったらディベートやプレゼンテーションの訓練もしていきたいと考えています。

◇         ◇           ◇

以上、「3つのC」についてお話しさせていただきましたが、これはどこかからの借り物の考え方ではありません。
サンシャインアカデミーの創立者である私が、20年余の世界での競争を通じて必要性を痛感していることです。
私はビジネスとは別の世界でしたが、別の意味での「戦い」の場に身を置いてきました。その戦いの中で「3つのC」が足りなくて悔しい思いをすることが多々ありました。次の世代を担う生徒さんたちには、「3つのC」を身に付けて、堂々と歩んでいただきたいと願っています。
◇         ◇           ◇

話を戻します。これからの時代が過酷だ残酷だということばかり言ってきました。ですが、厳しいのは間違いないけれども、悪い事ばかりではありません。10年前には想像もできなかったような、おもしろい可能性が広がっています。例えば、先日のクリスマスコンサートの撮影にはフジヤカメラさんに入っていただいたのですが、これもタンザニアからお願いして、データはオランダのお嬢さんが整理してくれました。親の世代には考えられなかった働き方ができるかもしれないですね。でも、国際ビジネス共通語である英語すらできなかったら、そのスタートラインにも立てないということは事実として受け止めていただきたいと思います。

子供達が「おもしろい時代を生きている」と楽しめるか、「残酷な時代に生まれた」とあきらめてしまうかの分かれ目は「3つのC」を身に着けられるかどうかにかかっています。そして、それを身に付けるための環境は、今、親が用意してあげなければなりません。(小さいお子さんが自分で考えるわけにはいきませんからね)

私ども、サンシャインで学んだ子供達が皆、外に出ていくべきだとは考えていません。その子の個性に合わせた場で自立していけるようにするのが目標です。それは、海外かもしれないし、東京かもしれないし、日向かもしれません。ただ、その子がキャリアを考える時の選択の幅を広げてあげたいと願っています。日向のパティシエとして頑張るにしても、世界の情報をダイレクトにキャッチして、ダイレクトに発信できる、そのような魅力的な大人が増えれば次の次の世代にも刺激を与えることができます。世界とつながることにより、宮崎・日向が活気ある地域になります。



リクツに戻る



サンシャイン・アカデミーが目指す人物像

●荒波の世界の中で揺るぐことのない確固たる精神的な軸をもつ 
●高い目的意識を持ち、困難に前向きに挑戦できる朗らかさをもつ 
●自分の持って生まれた才能・性質を伸び伸びと発揮する
●客観的データや異なる視点から自分の考えを作り上げ、その考えを論理的に説明できる 
●異なる視点・意見を理解し、その上で自己の考えを柔軟かつ適切に修正の上、全体としての最適を目指せるようリードできる 
●世界の一流の人々の中でも臆することなく振舞うことのできるマナーと教養を身につけている 
●世界のどこにでも羽ばたいていくことができるベース(郷里)を持つ
このような願いを込めて校章に古代ギリシャ語で「真理の知識」という意味の言葉を掲げております。